「仕事に効く 教養としての『世界史』」出口治明
やっぱり世界史は面白い。
この本は、一般的な歴史観とは少し違った新しい歴史観を紹介していたり、学生時代に習った歴史教育から導かれる誤解されやすい所を補完していたりと、教養として役に立つような歴史を伝えようとしているのがとても伝わりました。
歴史の面白い所って、知れば知るほどもっと詳しく知りたい事が増えていくことだと思うんですよね。
で、歴史観っていうのもどんどん変化していくのが面白い。
この本は、10の視点から古代から近代までの世界史を語っています。
中国とはなにか、宗教とはなにか、国家とはなにか、歴史とはなにか。1冊の本で完璧に説明できるほど世界史って浅くはないのでもっと専門的な本に比べるとどうしても浅くなってしまいますが、大きな歴史の流れとその転換点についてはとても面白く説明されています。
好奇心を掻き立てられる、もっと知りたい欲が沸き立つそんな1冊だと思います。
”仕事に効く”とあえてつけなくても良かったと思いますがそれはまぁ商売上仕方がないのかもしれません。
世界史についてあまり詳しくない人でもとてもわかりやすく説明されてるので、世界史入門の一冊にぜひ。
「男は一生、好きなことをやれ!」里中李生
啓発系の本ですね。読みやすくて楽しめました。
要は「好きこそものの上手なれ」
という内容ですね。
まぁそれだけではないんですが。
「好きなこと」をもっとたくさんやりたいと日々思ってる人は読むといいと思います。逆に「好きなこと」をやれだなんて人生そんなに甘くないと思っている人にはあまり楽しめないかもしれません。
で、著書の内容とは別ですが、Amazonを見た所この里中氏。結構一部の人に嫌われてるよう。
逆に一部の人に好かれてるようでもありますが。
レビューが☆5個か1個か。
そもそもタイトルからしてゆるい感じの啓発本だし、役に立てたいと思って読めばある程度役に立ちそうだし、眉唾そうだと思って読めば内容がない様に思ってしまうってことは、この手の啓発本によくある事だと思います。
私の感想は、それなりに面白かった。という所です。
☆5か1みたいな極端な評価にはなりえないような内容だったと思いました。
THIS NIGHT IS STILL YOUNG
さ、たまには音楽の紹介。
やけのはら - Day Dreaming - YouTube
アルバムとしては少し古く2010年に発売されたものにはなるんですが、今でもたまに聴きたくなる良い雰囲気を醸しています。
特に好きなのが
・4
・8
・14
自然体でゆったりとした空気に包まれるような良い曲です。
もちろん去年発売されたアルバムもいいです。それはまた別の機会に。
「竜馬がゆく」司馬遼太郎
人生初挑戦。時代小説。
1番人気だから手を出してみた。
ちなみに日本史は全然知らない。
薩長同盟がなんなのか。幕末ってなんなのか。明治維新ってなんなのか。大政奉還がなんなのか。全然知らない。
高校生の頃に記号のように単語だけ覚えただけだ。
そんな自分でもこの小説はすごく楽しめたしそれにとても有意義だった。
自分が思ってた以上に(ほとんど考えたことすらないが)幕末とは日本にとって重大な帰路だったこと。
そして坂本龍馬という人物の偉大さ。
テストでは並列的に西郷隆盛とか桂小五郎とか、新選組とか色々覚えたけどそんな彼らももちろんすごい人物ではあるが、坂本龍馬はその中でも一等抜けたような存在だということ。革命家というより思想家。
司馬遼太郎氏の解説がとてもわかりやすいので、日本史無知な人でも安心です。
ちなみに読んだのはKindle版。Kindleで、iPhoneで、文字通りいつでもどこでも少しずつ読めたのも良かった。
ただ一つ不満なのが、司馬遼太郎氏の小説が竜馬がゆくしか電子化されてないということ。
もっとたくさん読みたいのに。だからお願いです。早く他の作品もKindleで!
「ここは退屈迎えに来て」山内マリコ
ローカル女子小説、とでもいうのかな。
でも世代的に自分も楽しめた。
読みやすく多人称で一つの町を舞台にしたショートストーリー。
文庫版が4月10日に出るらしい。今回読んだのはKindle版。
本棚用に買おうかな。
4月1日
仕事を辞めて1ヶ月。
とりあえず1社応募してみた。そこは選考会が4月10日。
それまでなにしよう。
他にも色々みて並列に応募しないとあとあと大変そうなことになるのだろうけど・・・
今日から消費税が3%あがった。
昨日笑っていいともが終わった。
あと1ヶ月したら29歳。